月曜日の朝、荻野君は私宛にメールを送って来ていた。 中身は、仕事に関すること。 「今日明日に確認しておくべきこと」と題したメールだった。 週明けに、やらなければならない事の指示と、2,3クライアントとの打ち合わせがはいっているから、私から資料を渡しておいて欲しい、という注意書が書かれていた。 彼の指示の中に、部長に許可を取って欲しいという内容のものがあったので、私は部長の元へ行った。