二人の彼~年下の彼と見合い相手の彼 ~



大量に血液を失ったから、回復するのに時間がかかると看護師さんにも説明を受けた。完全に元に戻るまでは、もう少し時間かかりそうだ。


荻野君は、私の為に彩香さんのお手伝いを断った。

だから、自分が彼のそばにいてもいいのでは?

彼女に変わって、私が何とかしなければならないのでは?。

そんな思いに後押しされて、ここまで来てしまった。


荻野君、本当に付き添いなんかいらないって思ってるかな。

「来なくていいって。一人で大丈夫だよ」って荻野君は言ってたけど。

こういう時、彼は何でも遠慮してしまう。

お節介くらいがちょうどいいと自分に言い聞かせる。

あれこれ悩んだけど、結局は、彼のそばに居たかった。
だから、ついて行ってよかったと思った。