恵ちゃんと藤井くんのやりとりを見ていた甲斐くんが2人に突っ込みを入れてから、霧島くんに同意を求めていた。
霧島くんも甲斐くんの意見に賛成らしく、2人でうんうんと頷いている。
ぱっと見、ケンカでもしているように見える恵ちゃんと藤井くんだけど、実は息ピッタリなんじゃないかと、わたしも感じていた。
恵ちゃんと藤井くん、同じクラスになったって言ってたから、それもあるのかな。
「ちょっともうッ!やめてよね!」
すかさず反論する恵ちゃんの顔は真っ赤で、きっと恥ずかしいやら嬉しいやら…色んな気持ちが混ざっているのだと思う。
「あんだけ仲良いんだから、付き合っちゃえば良くない?ねぇ先生?」
「え?」
突然霧島くんから話しかけられたわたしは一瞬キョトンとして答えられなかった……そして次の瞬間、霧島くんの柔らかな髪が、わたしの頬に触れた。
「恵都って、多分だけど藤井のこと好きだよね?」
霧島くんに見破られて思わず口をパクパクさせているわたしには、絶対に見破られたくないことが別にあった。
それは…頬に触れた髪、かすかに耳に触れた唇、それらにドキドキしているわたし。
「安藤先生って、超わかりやすいよね」
「…!」
それは、どういう意味…⁈
恵ちゃんのこと?それとも……。
「霧島くん、なにリカちゃん先生と内緒話してんの?」
「別に?ね、先生」
興味の矛先が恵ちゃんからわたしたちへと変わっていた美雪ちゃんを、さらりと交わす霧島くん。
「…う、うん」
そんな霧島くんを見てると、何でそんなに普通なんだと思ってしまうわたしがいて、複雑な気持ちになる。
それでも、ドキドキしていることは間違いなくて。
わたしは、恋する少女のようだった……。
「ふーん…。何かさぁ恵都と藤井くんも仲良さげだけど、リカちゃん先生と霧島くんも最近仲良くない?」
「えっ⁈ないない!何言ってんのよ美雪ちゃん!」
恥かしすぎて即座に全否定したわたしは、ドキドキしっぱなしだった。
「え、オレは安藤先生と仲良しだと思ってるけど(笑)?違うの?」
霧島くんも甲斐くんの意見に賛成らしく、2人でうんうんと頷いている。
ぱっと見、ケンカでもしているように見える恵ちゃんと藤井くんだけど、実は息ピッタリなんじゃないかと、わたしも感じていた。
恵ちゃんと藤井くん、同じクラスになったって言ってたから、それもあるのかな。
「ちょっともうッ!やめてよね!」
すかさず反論する恵ちゃんの顔は真っ赤で、きっと恥ずかしいやら嬉しいやら…色んな気持ちが混ざっているのだと思う。
「あんだけ仲良いんだから、付き合っちゃえば良くない?ねぇ先生?」
「え?」
突然霧島くんから話しかけられたわたしは一瞬キョトンとして答えられなかった……そして次の瞬間、霧島くんの柔らかな髪が、わたしの頬に触れた。
「恵都って、多分だけど藤井のこと好きだよね?」
霧島くんに見破られて思わず口をパクパクさせているわたしには、絶対に見破られたくないことが別にあった。
それは…頬に触れた髪、かすかに耳に触れた唇、それらにドキドキしているわたし。
「安藤先生って、超わかりやすいよね」
「…!」
それは、どういう意味…⁈
恵ちゃんのこと?それとも……。
「霧島くん、なにリカちゃん先生と内緒話してんの?」
「別に?ね、先生」
興味の矛先が恵ちゃんからわたしたちへと変わっていた美雪ちゃんを、さらりと交わす霧島くん。
「…う、うん」
そんな霧島くんを見てると、何でそんなに普通なんだと思ってしまうわたしがいて、複雑な気持ちになる。
それでも、ドキドキしていることは間違いなくて。
わたしは、恋する少女のようだった……。
「ふーん…。何かさぁ恵都と藤井くんも仲良さげだけど、リカちゃん先生と霧島くんも最近仲良くない?」
「えっ⁈ないない!何言ってんのよ美雪ちゃん!」
恥かしすぎて即座に全否定したわたしは、ドキドキしっぱなしだった。
「え、オレは安藤先生と仲良しだと思ってるけど(笑)?違うの?」



