「別に嫌いじゃないもん、むしろ好きだし。でもあたし……」
机に置かれたお饅頭を横目で見ながら、恵ちゃんが言葉を濁した。
「なに?好きなら食べればいいのに」
言いながらモグモグとお饅頭を食べ始めた美雪ちゃんは、もう2個目に手が伸びている。
「……中、だから」
いつになくハッキリしない恵ちゃんは、ホントに珍しかった。
「なになに?聞こえないよ」
「恵ちゃん今日おかしいぞ〜。何かあったの?それとも調子悪い?」
「もう…リカちゃん先生まで!」
別にからかってるつもりはないのだけど、恵ちゃんは何故か顔を赤らめて拗ねたような顔をしていた。
「……ダイエット中、なの!」
「は?恵都が?」
「悪い…⁈」
恵ちゃんの答えが予想外すぎて、美雪ちゃんはお饅頭を落としそうになっていた。
それからすぐにニヤリと笑って、恵ちゃんを見て言った。
「美雪わかっちゃった!」
美雪ちゃんはポンと手を叩いて、今度はわたしの方を見た。
「何がわかったの?美雪ちゃん」
「うふふ」
意味ありげな笑いで、もったいぶる美雪ちゃん。
「何よ美雪」
「恵都がダイエットなんて始める理由は1つ、オトコでしょ?」
「……‼︎」
図星だったのだろう、恵ちゃんの顔はみるみる真っ赤になっていった。
「やっぱり!前にもあったから、美雪覚えてたんだぁ。ね、誰⁈誰⁈」
「え⁈…や……あ…えと…あの……」
ずいっと身を乗り出して恵ちゃんの顔を覗き込む美雪ちゃんに、動揺しまくりの恵ちゃんだった。
どちらかというと恋愛にあまり興味がなさそうな恵ちゃん、その恵ちゃんの女の子な一面が、わたしにはとても新鮮だった。
「てか恵都に好きな人ができたのって、3年ぶりくらいだよね。理想高すぎなんじゃない(笑)?」
「美雪みたいに誰でもいい訳じゃないから、あたしは」
机に置かれたお饅頭を横目で見ながら、恵ちゃんが言葉を濁した。
「なに?好きなら食べればいいのに」
言いながらモグモグとお饅頭を食べ始めた美雪ちゃんは、もう2個目に手が伸びている。
「……中、だから」
いつになくハッキリしない恵ちゃんは、ホントに珍しかった。
「なになに?聞こえないよ」
「恵ちゃん今日おかしいぞ〜。何かあったの?それとも調子悪い?」
「もう…リカちゃん先生まで!」
別にからかってるつもりはないのだけど、恵ちゃんは何故か顔を赤らめて拗ねたような顔をしていた。
「……ダイエット中、なの!」
「は?恵都が?」
「悪い…⁈」
恵ちゃんの答えが予想外すぎて、美雪ちゃんはお饅頭を落としそうになっていた。
それからすぐにニヤリと笑って、恵ちゃんを見て言った。
「美雪わかっちゃった!」
美雪ちゃんはポンと手を叩いて、今度はわたしの方を見た。
「何がわかったの?美雪ちゃん」
「うふふ」
意味ありげな笑いで、もったいぶる美雪ちゃん。
「何よ美雪」
「恵都がダイエットなんて始める理由は1つ、オトコでしょ?」
「……‼︎」
図星だったのだろう、恵ちゃんの顔はみるみる真っ赤になっていった。
「やっぱり!前にもあったから、美雪覚えてたんだぁ。ね、誰⁈誰⁈」
「え⁈…や……あ…えと…あの……」
ずいっと身を乗り出して恵ちゃんの顔を覗き込む美雪ちゃんに、動揺しまくりの恵ちゃんだった。
どちらかというと恋愛にあまり興味がなさそうな恵ちゃん、その恵ちゃんの女の子な一面が、わたしにはとても新鮮だった。
「てか恵都に好きな人ができたのって、3年ぶりくらいだよね。理想高すぎなんじゃない(笑)?」
「美雪みたいに誰でもいい訳じゃないから、あたしは」



