「んーー!楓摩のご飯おいひぃ!!」

「朱鳥、もう少しゆっくり食べなよ(笑)」

ハムスターのように口いっぱいにご飯を詰め込んでモグモグしている朱鳥。

その様子が可愛すぎておもわず笑ってしまう、

「だって~!おいしいんだもん!」

「ありがと。朱鳥も可愛いよ」

「ゴホッ、ゲホッ!!不意打ち禁止!!むせるじゃん!」

「ごめん、大丈夫?」

「もぉ!いきなりは照れるからダメ!!」

ぷくっと口を膨らます朱鳥。

だから、そーゆーのが可愛いんだって(笑)

「はいはい、ごめんって。許してー?」

そういって、朱鳥の頭を撫でる。

「ん。許す。」

「ありがとー。」

なんだか、茶番みたいで面白くて2人とも笑い出した。

1人暮らしでは、感じることのない幸せ。

本当に良かった。