前ならありえなかっただろう。 二人でベットに入るなんて。 だけど何も無い。 悲しいくらいに、何も無い。 ベッドに入ると、雄輔君は私の髪の毛を手に取ってキスをする。 そのキスが、髪の毛じゃなくて唇だったらって何度願ったか…。 そしてようやく触れてくれたのが1週間前。 その日から私はおかしいんだ。