独占欲、強すぎだと思う。 だけど、それくらい好きなんだ。 初めて会ったはずなのに。 「……前の彼氏みたいに…なるなよ。」 きっと、彰の優しさだ。 「ありがとう。 でも、ならねぇよ。 俺は浮気なんかしない。 お前が一番知ってる事だろう?」 そういうと、一瞬複雑そうな顔をした。 だけど、そんな顔はすぐに元通りになって 「…そうだよな…。 変な事言ってわりぃ。 じゃあな、また来るわ。」 「あぁ。」 彰のいなくなった部屋はやけに静かで。 今まで以上に孤独感を感じた。