シャワーを浴びてる時も考えていることは復讐の事ばかり 目の前にある大きな鏡には酷く残るあざと痛々しい擦り傷 そして闇に染まった瞳 自分でもわかる瞳を見れば復讐の事がこみ上げてくる こうなったのも黒龍のせい 最初から黒龍の姫なんてならなければ... 友達と平凡な毎日を送っていれば... こんなことにはならなかったのに 無意識に強く握っていた自分の手はじんわりと赤い液体が滲み出していてハッと我に返った