久しぶりに家に帰った私はベッドに寝っ転がってケータイを見つめていた


電話帳には未だに残っている黒龍全員の電話番号


まだ好きってわけでもないし思っているわけでもない

ただただ復讐することを忘れないために残してある


一瞬でも気が緩めば忘れてしまうようなこと


だから残しておく


憎たらしいその一人一人の名前は私が復讐へと気持ちを上げていくための道具に過ぎない

いつの間にか汗をベッタリとかいてしまった私はシャワーを浴びることにした