ある日俺らの前に愛華が現れた

死んだと言われたはずだったにも関わらず
「helloみんな」


そう言って教室のドアの前に立っていた

よかった。

生きててくれてありがとう


もう絶対に死ぬようなことをしないでくれ

そう心の中で思った


でも言えなかった

だって愛華の瞳は真っ黒で闇に染まってて笑顔も笑ってなかったから

俺たちがそうしたから


愛華をこんなふうに変えてしまったからよかった。なんて口に出来るはずなんてなかった