失恋Diary 〜おやすみMemories〜

 毎日、保健室にいると、廊下からかつてのクラスメイトの声がする。
 言っているのは、『SS』のこと。
 私の事。

「先生、すいません。私、このまま早退します。」

「分かりました。気をつけてね。」

「はい。毎日失礼しております。」

 私は最近、クラスメイトが授業中の時間を見計らって、早退している。

 私は、階段を登っていった。
 私、疲れてしまったの。
 あれだけ、謝るチャンスをあげたのに、謝るふりもない。

 そして、私が自殺未遂に利用した、屋上へ着いた。