失恋Diary 〜おやすみMemories〜

「朝が、来てしまった。」

私は悲しくそう、言った。
今日も、教室には、行かない。
行くこともできない。

 私は、失恋と共に、何もかも、『人生のほとんど』を、失ってしまった。
 代わりに、『SS』としての私が、教室に存在する。

「今日も『SS』来なかったね。」

「ま、良い気味じゃない。」

「名前,『SS』の方が、私お似合いよね。」

「『早乙女桜』なんて乙女チックな名前、彼奴には、勿体無い。」