「宮本先輩。それ、私の事です。だって『SS』は、私のイニシャルだから。」

「えっ。まさか、ホントだったの?」

「はい。」

 沈んだ声で静かに、私は返事を、した。

「気をつけてね。」

 宮本先輩は、そう言い残すと、時計を見て、帰った。


事件は、次の日に起きました。