失恋Diary 〜おやすみMemories〜

冷たいよ。
痛いよ。
誰か、助けてよ。
誰か、誰か、誰か、誰か、
助けてよ!!

「さ、行こう。」

「そうだな。」

でも、ビショビショになった私を通り過ぎて、2人は仲良く相合傘をして、行っていった。
私は、振り返る。 
でも、彼等は振り向かない。
『自分達の世界』に入ってしまって、とても入れない。

例えるのなら、
『助けて。』
と、伸ばした手を尽く叩かれ、無視され。
そんな感じだった。