失恋Diary 〜おやすみMemories〜

仕方無いと、鞄を頭の上に持って、走っていこうとした瞬間、

「まって!洋祐!」

綺麗な、声優さんみたいな声が、また後ろからした。

「洋祐、一緒に入ろ。私、1本しか持ってないから、2人でね。」


ヒューーーーーーーーーーーーーーー


強い風が吹いて、私の傘を飛ばした。
その拍子に鞄もドサリと地面に落ちた。