失恋Diary 〜おやすみMemories〜

「あー。いいよ。そんなの。里逗(りず)の方が何倍も可愛いしね。」

「こら。褒めすぎよぉ。」

見ていられない。
この人達が本当のカップルだ。

「それに、やっぱ、早乙女なんて、いらないや。」

この言葉で、私はとても傷ついてしまった。
心をえぐられたみたい。
私は、存在価値がないんだ。
私は、いらないんだ。

私は、捨てられた。
それだけで、胸がいっぱいになり、心も胸も痛かった。