失恋Diary 〜おやすみMemories〜

 私はその場を逃げるように去っていった。

嫌。
嫌嫌イヤ!
私以外の女子と仲良くしているのを見ると、頭に血が登って、抑えられなくなる。
駄目よ。
我慢しなさい。
そう、言い続けた。
でも、駄目。

 私は怒り狂ってしまった。
 あの、美少女を切望の縁に追いやってしまいたい。
なんて、考えるようになった。


「ねぇ、洋祐、またカフェ行こう。」

「いいね。」

「そえいえば、洋祐には彼女いなかった?」