「よ、よし!決めたぞ!」

 私、早乙女桜は、今日、南君に告白することにします。

「え、ええと。」

あー、もー。
いざとなったら緊張する。

 少し震えた手を手紙の入っているスカートのポケットに突っ込んで、手紙を取り出そうとした。


が。


「桜ちゃん!」

元気のよい声がした。
千歌ちゃんだった。

まずい!