「頑張ろうよ!皆ぁ。」

 クラス委員の女の子が教壇をバンっと手で叩いた。

「やる気な~い。」

「面倒くさいなぁ。」

「委員のあんた達が勝手に楽しんでなさいよ。」

「皆、最後の学祭だよ!思い出にしたくないの?」

「別に?」

「そういうのは嫌いなんだよ。」

「やっぱさ、ダルいんだよ。」