「二人とも…いろいろとありがとう…」 俺だけが戻る罪悪感と、ここでの世界での感謝の気持ちが入混ざって複雑な気持ちだけど。 今は、もう。 体がどんどん地上から離れていく。 Iは黙って俺を見ていた。 「…I!!」 「!」 大きな声で、Iの名を呼んだ。 今は、ただ一つのことしか考えてないよ、I。 「──…待ってろよ!!!!」