「そんな驚いてるって事は、木崎課長から聞いてないのね。課長、本当にキチンとしてる。
私も課長を好きになってたら良かったかな。」

軽く言葉を繋いでも、山口さんは相変わらず泣きそうな顔なままで。

私は何も答えられなかった。