私は今まで開かなかった、かずくんの電話番号を出した。
…やっぱり緊張する。でも。
私のこと忘れてても、嫌いになってても、新しい彼女ができてても。
私が思ってること、伝えなきゃ。
大きく吸って、息をゆっくり吐く。
震える指を動かそうとした、その時。
画面に、Callingの文字。
慌てて出た相手の音声と、校庭の歓声が重なった。
涙が止まらないのは許してほしかった。
「待たせてごめん、織姫」
「遅いよ、彦星」
ずっとほしかった温もりに、私は飛び込んだ。
星にも願えない
(なら、自分で何とかするしかないでしょう)
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季節丸無視安定。
…うーん、勢いで書いてみたもののなんか微妙。
あとで修正したいと思います。
(H28.11.20)