机にプリントを置いて、シャーペンを滑らせた。 こうして誰もいない教室って、新鮮で静かだな。 いつもザワザワしてて、うるさいくらいなのに。 今じゃ時計の音しか聞こえてこない。 「んー…」 __パチパチッ! ダメダメ、眠気に襲われたりしちゃ。 ふわふわした頭を目覚めさせるように、両手で頬を叩いた。 まだ半分残ってるんだから…