興味なさそうに、私は片手で頬杖をついて見ていた。



別に誰が実行委員になったって良いし。



自分さえならなければ。



なんて、この時までは軽く思ってたんだ。



誰が推薦されるかも知らずに。



「実行委員は天音さんが良いと思います♪しっかりしてるしぃー。ね?」

「確かに!それ賛成。私も天音さんに1票入れる!」

「私も1票」



はい…!?



え、嘘だ…私が推薦される訳無い。



空耳?



しかも3人の女子グループと1回も関わったこと無いんだけど…。



どういうこと…だ?



「それじゃあ、推薦された天音さんよろしくね?男子も誰か立候補してください」

「ちょ…待って…」



勝手に先生まで話を進めるなぁ…!



絶対に実行委員とか死んでもやりたくないっ。



最悪だぁ……。