ん? でもあれ……? メロンソーダなんて頼んだっけ。 湊くんにしつこく話しかけられたせいで、まだ注文だってしてないのに。 もしかして、この店員さん。 部屋でも間違えたのかな。 「…!?」 こっちに歩いてくる店員さんの顔を見て、私の頭はパニック状態。 メロンソーダのことなんて、もうそんなのどうでも良く。 忘れてしまうくらいの衝撃だった。 目の前で、メロンソーダが入ったグラスを置く店員さんに私の目は釘付け。