こんなのは当たり前だけど。



恋愛対象に入る人は誰ひとり居ない。



しかも綺麗にタイプが見事別れてるっていうね。



後のことは同い年の二人に任せて。



時間が過ぎるのを気長に待とう。



適当に流しとけば何とかなるでしょ。



「そんな隅っこに座ってないで、ミサちゃんも一緒に歌おうよ」



歌い終わったナツコちゃんに、マイクを差し出される。



「あー…私のことはお構いなくっ!みんな歌ってて!」

「そう、?ならいいんだけど~…」

「次デュエット曲とか入れようぜ!!」



こうして、ドリンク頼んだりしてた方が気も楽だ。