「わかってるわよ!!」 誰もいないトイレで、私の声だけが虚しく響き渡る。 なんで彼女なんかに… そんなこと言われなくちゃいけないの? だって、私なんにも悪くないじゃん。 ただ勝手に成宮が、しつこくまとわりついてくるだけで。 別に奪おうなんても思ってない。 それをしたからって意味がないことくらい。 バカな私にも分かってる。 「ハァハァ……!」 蛇口から水を出して、思いっきり顔にかける。