でも何かが転がっている気配は無さそう。



何よ…気味が悪いわね。



まさか虫とか出てきたりしない…?



ねぇ、お願いだから……



虫だけはやめて…っっ。



本当にダメなのよ…それだけは。



怖くなって頭を押さえながら、しゃがみ込む。



すると髪に何かが当たって…。



「キャァァァ〜~~!?」



虫が落ちてきたんだと、そりゃもう大パニックになった私。



災難続きだ今日は。



プルプルと震えながら、ただただ固まることしか出来なかった。