突然、後ろから誰かに抱きしめられてるような、そんな違和感を感じて動かす手を止める。
ん…?なんか腰にも違和感があるような…
下を見てみれば、微かに誰かの手が自分の腰に当たって絡みついてることに気づいた。
慌てて、後ろを振り向けば……
すぐ横にある成宮の横顔に、心臓がドクンとなり鼓動の音が早くなる。
「な、成宮…?」
「届かないなら言いなよ」
「別に届かないわけじゃないしっ!」
「意地っ張り。まぁそんな強がりなとこが天音さんらしいけどね」
至近距離でクスッと笑う成宮の息が耳に当たり、くすぐったくて恥ずかしい気持ちが交錯し…
一瞬で全身に熱が上がっていく私の体温。
今にもこの熱い熱に、のぼせてしまいそうになる。



