犬系男子に振り回されてます…







「なんか俺の気のせいかもしれないけど、さっきから避けてない?」



ギクッ…、



でもあからさまに反応したら、さっきみたいにまた嘘がバレちゃう…。



ここは一旦冷静に行けば、何とか適当に誤魔化せるはずよ!



「成宮の気のせいよ。別にいつも通りじゃない」

「そうかな?でもさっきから、目が合わないのは何で?」



ギクッ、ギクッ…!



だって…ろくに目なんか合わせたら、嘘がつけなくなるじゃない…。



「ねぇ。ちゃんと俺の目を見て言ってよ」



徐々に近づく距離。



階段の壁に後ずさってみても、構わずどんどん迫り来る成宮。



「痛…っ、」



ついに私の背中は壁にぶつかり、身動きが取れなくなってしまった。