最期の時間を君と共に

と、意気込んだのはいいものの、本当は心の中で震えている自分がいる。だって、ゆーちゃんは誓に勝ったんだ。俺は誓より弱い。だから……。
いや、だからといって俺が負けると決まったわけじゃない。

よし、気合い入れてやろう。

「んじゃ、行くよ!」

「おう!」

ぱーん。弾かれたように、ゆーちゃんはボールを蹴った。