みんなみたいに上手に生きられない君へ

「だけど、やっぱり、ダメだった。
俺が自分を受け入れて生きていこうとしても、まわりはそうは思ってくれない」

「そんなことないよ......。
たぶんびっくりしちゃっただけだよ。中には受け入れてくれない人もいるかもしれないけど、分かってくれる人だってきっといる」

「そんなわけない!!
ただ俺はみんなと同じように人を好きになるだけなのに、それだけで、まるで......。汚いものでも見るような、犯罪者でも見るかのような目で見られるんだ。これから、一生!!」


......。

さっきのみんなの反応がよっぽどショックだったのか、いつもの冷静な渡辺くんとは本当に別人みたいに、彼は声を荒げた。

こんな状況だったら、今の渡辺くんみたいにならない方がおかしいのかもしれないけど......。

こんなときに冷静でいられる人なんて、きっといないよね。

もし、私だったら......。