みんなみたいに上手に生きられない君へ

「つっきーのベッドに入れてもらうからいいや、先生。
あたしら、友達なの。ね?」



トモダチ。

珠希ちゃんに友だちと言われたことがうれしくて、少し照れながら、うんと私がうなずくと、シャッとすばやくカーテンをしめる珠希ちゃん。

それから、ベッドの半分にゴロンと横になって、スマホを取り出す。

......相変わらず、マイペース。



「あの、珠希ちゃん?
珠希ちゃんどこか体調悪いの?」



高速でスマホを操作してる珠希ちゃんを見てると、体調が悪そうには見えないし、むしろ元気そうだけど......。



「ん~、実は昨日フラレちゃってさぁ。
ショックで授業どころじゃないだわ。
ほら失恋休暇ってやつ」

「え?また別れちゃったの?」



失恋休暇とかあるのかな。

いや、それより、つい、またとか言っちゃった。


失礼だよね......。

失恋したばかりの珠希ちゃんに何てことを......。