みんなみたいに上手に生きられない君へ

先生は一度私の目をじっとみて、それから、こんなに優しく笑う人初めて見たってくらいに優しく、ふわりと笑った。

そういう時もあるよね、と。



「じゃあ、ベッドで寝ていく?
今ちょうどひとつ空いてるの」



サボリなんじゃないか、何か問題あるんじゃないかと、特に根掘り葉掘りと聞くことはなく、先生は三つあるうちの壁際のベッド、カーテンがしまってないベッドを指す。



「え、あ、はい......」



私としては有難いけど、いいのかな。

熱もないし、そこまで体に異常があるってわけじゃない私に、こんなにも簡単に休む許可を出して。


教師として、あ、でも保健室の先生って、教師じゃないのかな?

とにかくこんなに甘くても大丈夫なのかな、と考えながらも、先生に促されて、ベッドのそばでスリッパを脱ぐ。