みんなみたいに上手に生きられない君へ

「月子?どうかしたの?
体調悪い?」

「あ、ううん、大丈夫」



トイレから戻ってきてからというものの、上の空の私を、和也くんは心配そうに見る。

なんとか和也くんのところにまでは戻ってきたけど、やっぱり頭の中のザワザワが止まなくて、ずっと気持ちはふさぎこんだまま。

せっかく和也くんといるのに、早く気持ちを切り替えたいのに。


さっき和也くんと手を繋いだ時とは別の意味で、嫌な意味で、心臓はずっとバクバクしてるし、もうなんか消えてなくなりたい。

みんながしゃべっている内容が私の悪口かもしれない、なんて変な被害妄想まで頭の中をめぐる。


珠希ちゃんも圭佑くんも、休みの日まで私に会うのが嫌だから、今日来なかったのかもしれない。

本当は、和也くんだって、いい加減私にうんざりしてるかもしれない。

みんな、私のことが嫌いなのかもしれない。