みんなみたいに上手に生きられない君へ

彼女が私のことを友だちだと思っていないことなんて気づいていたのに、それでも友だちの振りを続けていたのは、1人になりたくないから。

修学旅行の班に、1人だけあぶれるなんて嫌だから。


誰かと深く関わるのは怖いけど、1人になるのはもっと怖い。

あの子1人なんだ、って目で見られたくない。


......情けない。

鏡に移っているのは、下がった眉に、消えそうなほど印象の薄い顔。

彼女は自信に満ち溢れた顔をしていたのに。


人は人、私は私。

分かってるのに、誰かと比べたくなんてないのに、どうしても弱い心がそうしてしまう。

もっと、強く生きたいのに。


イジメにあったわけでもないし、大事件があったわけでもないんだから、さらっと受け流せばいいじゃない。

何でできないの?


......結局、何にも変わってない。

ちょっとしたことで落ち込んで、ずっと引きずって、いつも1人反省会して......。