みんなみたいに上手に生きられない君へ

どうして、和也くんはこんなにも......。



「ううん、むしろ笑ってくれてありがとう」

「ありがとう?」

「人によっては、笑い事で済むんだと思うと、気が楽になったよ」



和也くんの何気ない一言で、表情で、いつも励まされる。

悩んでることなんてバカバカしくなるくらいに、和也くんのたった一言で、心が温かくなる。
 


「やっぱり和也くんは、私の憧れの人だよ」

 

遠くから見ていた時も、みんなの人気者でとにかく目立つ人で、憧れていた。

だけど、友だちになって、和也くんのことをもっと知ると、改めて素敵な人なんだと気づく。

知れば知るほど、和也くんのことが好きになる。

見てただけの頃よりも、ずっと。


そう思ったら、自然と口から出ていた。

 

「やっぱり?......憧れって?それ、どういう意味で?」



照れているような不思議そうな表情の和也くん。



「え?あ!そういう意味じゃなくて!
いつも明るいし、優しいし、和也くんみたいな人が目標っていう意味?」



そういう意味って、どういう意味だろう。

自分でもよく分からないけど、どうにかごまかす。


本当に変な意味なんて、一切ないから。

私の和也くんへの気持ちは、珠希ちゃんが言ってくるような恋愛とかじゃなくて、純粋な憧れだから。