みんなみたいに上手に生きられない君へ

圭佑くんのLINEは知ってる。

家に行った日に、珠希ちゃんを通して、圭佑くんからのお礼のLINEがきたから。

和也くんだけ、知らない。



「......そうなんだ。
でも、私は和也くんに連絡することもないし、知らなくても......」



何かあったら圭佑くんや珠希ちゃんを通して連絡できるし、わざわざふたりでメールする内容もない。

本当は知りたいけど、やっぱり聞く勇気がなくて、そんな言い訳をすると、そんなのダメ!と珠希ちゃんに詰め寄られた。



「好きなら聞かなきゃ!」

「......あの、和也くんは憧れてるだけで、別に好きってわけじゃ」

「どっちでもいいけど、今日こそ和也に聞かなきゃ絶交だから。
あ、試合終わったみたいよ?
自転車置き場のとこで待ってよ」



ええ?絶交って、そんなムチャクチャな。

珠希ちゃんとしゃべっていたら、いつのまにか試合が終わってるし、ろくに試合も見ないまま、試合が終わってしまった。

しかも......。