「ふっ、ついに来たな俺のディステニィー」



蓮華が、決まった……とポーズをとる。


3人は、蓮華を見たあと、何事も無かったかのようにスルー。


いわゆる、「無視」だ。


蓮華は、苦笑しながらVIP室を後にした。



ファイナルR【涼香vs蓮華】



«解説»
さあ、始まりました、波乱だらけのファイナルR!
笑うも泣くも、運命しだいです!!
蓮華プレイヤーが、涼香氏をロックオン!!
これから、どうなるのか!?



「涼香、あのさー「無理」」



«解説»
速っ!!
速すぎます、ソッコーでKOか!?
蓮華プレイヤー動揺が隠せない!!



「は、早くないか?」


「は?」



«解説»
さて、温度差が激しいここの戦い。
蓮華プレイヤーに対する、涼香氏の冷めた表情。
涼香氏は、最大の、ラスボスです!



「まあ、いい。」


「一体貴方は何がしたいんですかね。」


「ふ、だから俺様に付き合え」


「……は?」



«解説»
さて、少し間を置いてからの、は?は、きつい!!
蔑まれた感極まりないです!!



「だから、俺と行こうって言ってんだよ!!」



«解説»
3︰……ごめん、蓮華。
激しく意味が分からない。

さて、解説の手もままならくなってきました!!
それにしても蓮華プレイヤー、意味が分かりませんね!!



「あんたさっきから何言ってんの?意味分かんない」


「ちょ、待て!!一旦待て!!」


「……なに?」


「気になんだよ、お前の……こと///」


「っ……///」



«解説»
一方的で、さらに意味不なツンを発揮してきた蓮華プレイヤー。
それらは全部これに繋げるフェイクだったのか!?
さあ、ツンからの究極のデレだああ!!



「……だから、」


「っ……?」



(き、決まった―――――!?)







«解説»
蓮華プレイヤー、ついに、彼の願いが叶う時――――




『蓮華、やっ―――』




やった、と言おうとした誠名の声は蓮華に遮られる。

その蓮華の言葉に、皆は唖然とする。

蓮華は。

この男は―――。




「その、合コンてやつ“行ってやってもいい”けど!?」



「…………はあー」




涼香は、一瞬困惑するも深いため息をつく。

そして、一言。

あの、言葉。




「――――――⋯⋯何様ですか?」



「えーと……、お、俺様?」



蓮華、敗北。



«解説»
いや、どこでツンデレ発揮しろっつったあ!?
デレの後になんで、再びツン出ちゃうんだよ!?

とまあ、全てのRが終わりました。

そこで、総合司会私、誠名から一言。








「ひどい!!」