水泳のお時間<番外編>

「なぁ桐谷さん」

「?」

「俺と浮気しない?」


またしても突拍子のない俺の質問に、桐谷さんは声にもならないといった顔をしてみせた。


だーかーら。

俺の発する言葉にいちいち過剰反応すんの

どーにかなんねーかな。


「?!う、うわき…っ?」

「瀬戸にはナイショで、俺とも遊ぼーぜ」


そしたら瀬戸なんかがするよりも

すげー気持ちイイこと、俺が教えてやるよ?


なんて、イタズラ心満載でそう甘く誘いかけようとした


そのときだった。