水泳のお時間<番外編>

「で?どーだったんだよ?
みんなの憧れである瀬戸くんの、手ほどきのほどは」

「!」

「ちゃんと優しくしてもらえたのか?」


鼻先で笑いながら、わざと下から舐めるようにして桐谷さんのことを見る。


白く透き通った太もも。

大きく膨らんだ胸から、すっと伸びた首すじ。


そんな俺の視線が
明らかに普通のクラスメートを見る目じゃないと感じとったのか


桐谷さんは
あわてて脚を内股にし、俺から隠すように胸元を腕で覆った。



…なるほどね。

これはドSにはたまらないな。


特に瀬戸みたいなタイプのやつなんかには

それはそれは打ってつけと言ってもイイくらい。