水泳のお時間<番外編>

「…なぁ桐谷さん」

「うん?」

「もしかして瀬戸のやつと、ヤッた?」

「…えっ!?」


突拍子もない俺の質問に、桐谷さんはギョッと目を丸くした。


…まぁムリもないけどさ。


「だからー。セックス。 瀬戸のヤツとはもうセックスしたかって聞いてんの」

「!!」

「あいつ、ああ見えて実は相当激しいらしいからな。
桐谷さんみたいなちっさい体じゃ、持たないんじゃねーの?」


なーんて

瀬戸がやってるとこなんて見たことないから
実際知るはずもねーんだけど(つーか知りたくもない)


性事情には鈍そうというか


はっきり言って無知すぎる桐谷さんのことだから


いきなり迫ろうとする瀬戸に桐谷さんがビビって
どーせまだキスも出来てないんだろって


そう、タカをくくって、カマをかけてみたんだ。



…ところが。