「なーつーみーってば!!」



「へ?めぐちゃん……?」



「また、ボーッとしてたでしょ!」





アハハ……ボーッとしてました。



「ごめんごめん。

で、なーに?」



「だから!!明日、買い物付き合ってよ」


「あ、うん!わかった!!」



「じゃ、1時にいつものところで!

じゃーね、夏弥」



「ばいばい、めぐちゃん」





めぐちゃんと解散をし、自宅へと向かう。



家に向かってる途中で、見覚えのある人が反対車線にいることに気がついた。





え、戒……?


の、隣にいる女は誰……?





そこには、今会社にいるはずの戒がいて


戒の隣には知らない女がいた。



2人はすごく仲良さそうで、腕まで組んでる。





私はその光景に驚き、その場から動くことができないでいた。



私の存在には気づかなかったのか、2人は人混みへと消えていった。





誰なの、あの人……


でも、誰?と聞けるわけでもなく

私は一人、モヤモヤが残りながらも帰宅した。