否定するとめぐちゃんが、目を大きく開けて驚いてる様子だった。
「めぐちゃん…?」
「あんた…ほんとに何もないの?」
なんでそんなに信じてくれないの?
「うん、ないよ?」
「……そうなの」
めぐちゃんは、そう言うと何か考えてる様子だった。
どうしてそんなに、驚くことなの?
一応婚約はしてるものの、お互い好きとかそんなんじゃないのに。
まぁ、こればかりはめぐちゃんに心配かけるから、本当のことは言えないけどね。
「我慢、してるんだろうな」
が、我慢ですと…?
「えっ」
「いい?男なんだよ?
男ってことは、誰でも野獣なわけ。
女の子が隣で寝てるのに、手も出さないってことは我慢してるに決まってるでしょ!!」
なんて、怒って言うめぐちゃん。
んー、でも戒のルックスなら女の子なんて山ほどいるはず。
きっと、その子たちで…
って、ん?そういえば…!!!



