それから何年もたって、私達は偶然に出会った。


久しぶりの再会と、見つけた私の左手の指輪に彼は複雑な顔で笑って言ったのだ。

「じゃあ2500万年後。」




「その時の為にくいのない人世を生きるよ。」

「うん。ちゃんと恋もしてね。あなたが好きになった人と素晴らしい人生をすごすこと、願ってるから」

「おまえもな。愛される幸せな人生を」




きっと人生で1番好きだった人。特別な人。忘れられない人。束縛も嫉妬も越えて幸せを願える人。