「伊藤、行こ」 「あ、ちょい待って。今日日直で」 伊藤奈美。 体育祭ではクラスリレーを一緒にやった仲でもあるが、至って普通のクラスメイトだ。 伊藤の机の上には日誌が乗っかっていて、まだ半分くらいしか書けていなかった。 「急がねぇと委員会遅刻だぞー」 「分かってるってば!急かさないでよ〜」