涙―ルイ―





始業式は校長の長い話があって、生活指導のセンセーが長々と話して……。


簡単に言えば退屈だ。


クラスごと、男女別れて1列ずつで並んでるもんだから、

やっぱり隣には中川実桜。


他のクラスのやつや、後ろからはあくびやため息が聞こえてくる。


でも、中川実桜は真っ直ぐに壇上を見つめて、

眠そうな素振りも見せず、話を聞いていた。


その真面目な瞳は、俺の鼓動を早めたように思う。