今日は女子同士で用があるらしく、男だけで帰る。
「明後日だな!花火大会!やべー、すげー楽しみ!」
「いつにもましてテンション高すぎ」
「何かあったのか?」
斗真が突っ込んだのを機会に、ホームルームから気になっていたことを尋ねた。
すると、叶汰は分かりやすく顔を凍らせ、頬が少し紅くなる。
「あ、好きな人でもできたの?」
「ばっ……ち、ちげーよ!斗真ばかだな!」
「へー」
「ちげーから!涼太までのるな!ちげーから!」
念を押すような叶汰の言動は、逆に「そうだ」
と言っているようなもので、明らかだった。


