「茜は俺の彼女です。」 「ほんとに?」 驚きを隠せない。 「遥が、私の彼氏に会ってみたいって言ってたから待ち伏せしてた。」 「仲直りできたんだね。」 仲直りしたら、会わせてくれる約束だった。 「お陰さまで。」 茜は嬉しそうだ。 「俺は知ってましたよ。 遥先輩が茜の友達だってこと。」 上野くんがそんなことを言い出す。