「はぁ…」


私最低だ…


初対面の人にあんな態度で…


「なーに落ち込んでるのー?」


「愛菜!」


「もー!昨日先帰っちゃうし…携帯も繋がら


ないから、めっちゃ心配したんだからね!」


「ごめんね…愛菜」


「まぁ、そんなに怒ってないからいいけど


ぉ。」


「ごめん…」


「でも、聞いてよ!」


「なーに?」


「ジャーン!」


見せらせたのは携帯に入ってる写真。


男の人とツーショットで写っている。


「誰だと思う!?この人!」


「誰?」


「昨日のお店のオーナー兼パティシエの…」


この人…昨日の…!


そう思ったとき。


「きゃーっ!校門にイケメンがいる!」


「誰あれ!見に行こー!」


女子の黄色い悲鳴が上がる。


丁度、休み時間なので学校中の女子という


女子が廊下を走っていく。


「羽咲っ!うちらも見に行こー!」


「え、ちょっと!」


そう言って、教室から引っ張り出される。